Archive for 2010年9月

ドラマチック過ぎる二人の少女、『NANA』

NANA(ナナ)は、矢沢あいによる漫画作品。第48回(平成14年度)小学館漫画賞受賞。(転載:Wikipedia) 幸か不幸か、二人のNANAの波乱のストーリー。 NANAを読み始めたのは、丁度映画で大崎ナナ役・中島美嘉、小松奈々(ハチ子)役・宮崎あおいの初代NANAが公開中で、当時で14巻まで出ていたのをイッキ読みしてみたのがキッカケでした。それから5年、少女コミックは基本的に月刊誌連載の為、コミックス化するのが非常に遅いのでコミックス化を待っている間に読み忘れて現在に至り、先日最新刊の21巻まですべて読み終えました。 その他、映画とアニメ化もされて、おおよそのストーリーは少年と少女のミュージックシーンにおけるサクセスストーリーと言った所ではありますが、それは10巻前後までの話で、その後は非常にアンダーグラウンドな芸能界の舞台裏と言ったイメージのテーマになっていきます。 そして、肝心の14巻から21巻までですが、…このバンド、トラネスとブラストですが、非常に問題の多いバンドですね…(笑) もちろん、ストーリーの起伏の無い漫画を読んでも面白くはありませんが、一番ひどい問題は男女関係でのもつれが多過ぎて少女マンガとしてもちょっと昼ドラ並みの性の乱れ具合です…。また、ドラッグによって活動停止を余儀なくされるエピソードやバンドメンバーのプライベートがマスコミによって暴かれ、その関係者に及ぶマスコミからの取材攻撃の精神的な危険性を描いたりと、ある程度業界の実情を取材の元作られた感はありますが、あまり音楽とは関係ない芸能裏事情みたいな感じが続いていくので、中だるみ感は否めませんでした。 そんな暗めの話が続くなかでも、各キャラクターの個性は強く、ブラストのヤスやシン、トラネスのタクミやタク妻ことハチ子のジョークパートはなかなかに面白く、ニヤリとします(笑) また、15巻辺りから、近い将来のナナとハチ子を取り巻く環境の描写がショートストーリーの伏線として登場しはじめ、黒髪ショートだったナナは金髪ロングになっておそらく芸能界から、また仲間の前からの姿を消しているような描写が本編と平行して進む事により、本編のストーリーの先で何かすごい展開が待ち構えている事をにおわせる辺りで、続きが気になって気になって…非常に引き込まれます。…うまいですね…。 ただ、NANA20巻のラスト、そして21巻は…衝撃でした…。 ある程度は、「ああ、だからナナは仲間の前から姿を消したのか…」と言うのが予想出来る展開ではありますが、それは正直読み終えた今でもまだ作者の意図は理解出来ていません。個人的にはむしろこの展開は、ストーリーに起伏をつけるためならなんでもしていいのかってぐらい納得が行かない事でした。それはぜひ実際に読んで個人個人で感じて貰いたい感想の部分なので、確かめてみてください! ちなみに、現在21巻少女漫画としの巻数では多い方ですが…、本編ストーリー上ナナ達がミュージックシーンに登場して1年以内の話だなんて全く思えない波乱万丈具合(笑) ただ、現在作者の矢沢あい氏は急病の為、連載を休載されていると言う事なので、無事体調を戻されて連載の再開があることを切に祈っております。

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